今の高等教育について

知人の教育関係者(講師)と話していて解ったことをいくつか書いておく

・現在の大学は全入になったのは文部省(あえてこう書く)が自分たちの天下り先をたくさん創るために、大学をたくさん認可したからである。
天下り先のポストはその大学の事務方で文科省の許認可がらみのところ
・全入になったおかげで経営の成り立っている大学はごくわずか
AO入試を有名大学も始めたが、かえって学生の質が落ちた所もある
・大学も大変だがおかげで専門学校はもっと大変になっている
・不況になると実務を短気で学べる専門学校が人気になるといわれているが
ゆとり教育のおかげでみんな大学指向になっていて手に職をつけようと考える学生はわずかとなっている。
・小学校、中学校でならう分数もできずに高校を卒業してくる
・高校も経営が苦しいのか来る物は拒まずそのまま卒業させる
・大学で高校のフォローもしなくてはいけない(分数もできないような学力不足のままだと就職のSPIもままならない)
・教員の力がフォローに注がれると学力のある学生への指導もままならない
・上記の悪循環になっている

どこで負の連鎖を断ち切ることができるのかは、考えてみたが家庭で断ち切るのが一番効果的なのではないかと思う。 働きながらそれができるかと問われると、自分たちの将来のために実行するしかないと答えたい。 また一律の教育を求めるのは難しく、差が出た場合は容認するか、または家庭で教えていく必要があるのではないか。 社会に出て小数点のある計算もできないと利息をごまかされても仕方のないことになると思う。 自分が損しないためにも・・・。自分に何ができるか考えさせられる会話であった。