ブッダ
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 潮出版社
- 発売日: 2000/04/01
- メディア: 文庫
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言わずとしれた仏教徒の信仰対象の一生を、手塚治虫が描いたもの。
ちょいと主観的すぎるところはあるが簡単に一生を理解するには良いテキストだなあと通読して思った。 タイトルがカタカナなのはなんでか。漢字の仏陀では読めないかもしれないし、「ぶっだ」では「ぶった」と間違われるしなどと考えてしまう。インチキ仏教徒のわたしなぞは足元にも及ばない修行の日々を過ごしたのだなあと思うと昔の人ながら自動的に頭が下がる。日本の仏教界はこれをテキストに布教せずなんとする。なんて角張ってはみたもののそれもむなしいくらいに肩の抜けた表現がしてある。物語は12巻で終わっているがたぶん手塚治虫が生きていたら火の鳥の合間にブッダ外伝、きりひと外伝、アラー外伝等々いろいろ描いたのではないだろうか。そうかムスリムは偶像禁止だった。漫画もいけないのかな?宗教というものは奥深いことを感じることは良いことであると思う今日この頃だがどうだろう?