ホンダのF1撤退に思うもの

ブログをあちこちみているときに出会った一つのブログ(ジャーナリストと書いてあったが)に「ホンダはレース界の社会的責任を果たせ」と書いてあった。 論旨をあえて要約すれば「いままで果たしてきた役割は大きい。だからこそ撤退の時も周りに影響の少ないように段階的に撤退するべし」であった。
「何を甘えたことを言うとるんや」といいたい。
自分がその業界で食っていけるかの不安もあるのだろうが所詮広報活動の一環であるということをこのジャーナリストは忘れては居まいか?
宗一郎さん(あえてこうよばせてもらう)は最初実験室と言った。そこには純粋な技術屋の思いと経営者としての勘、この二つが一緒にあったのではないか。 速いもの=当時としては見せ物=宣伝、この図式が成り立つ。これは今の世の中でも同じことであろう。他よりより速いものを作れば自然と人は見に集まってくる。新幹線が良い例である。これを広報活動と言わずしてなんとするか。企業の余裕のない場合は広報活動を縮小する、これは経営としてはごく当然のこと。ましてやパトロンの懐具合で勝敗の決まってきた昨今のF1ではごくごく当然のこと。公正な競争がなされているかも検証せずに上っ面だけを取材している記者にこんな言い方をされて良くホンダが黙っているなあという感じである。 ま、言いたい人間には言わせておくのが良いとは思うが。 こちらもなんか言いたい放題になっているが、ジャーナリストのブログへの直リンクは避けた。
論争がしたいわけでなく感想を述べているだけですから。
私の感想は「ホンダはようやく決断したか」である